← 航海日誌一覧へ戻る

社会時評

『末法』の時代に、灯台守として思うこと

導入

情報の洪水、絶え間ない評価、本質の見失われたコミュニケーション。もし、あなたが現代社会に、ある種の「息苦しさ」や「消耗」を感じているのなら。それは、あなただけが感じているものではありません。この航海日誌は、その息苦しさの正体を、静かに見つめるための、一枚の海図です。

厚い霧に覆われた現代都市を、灯台の光が照らしている様子
私たちの灯台は、この霧深き海を照らすために存在します。

本質:『末法』という、時代の診断書

仏法には、**『末法(まっぽう)』**という言葉があります。それは、教えが形骸化し、人々の心が乱れ、闘争が絶えなくなる時代のことを指します。私は、現代こそが、この『末法』の時代の一つの姿ではないかと、静かに感じています。

しかし、これは絶望の宣告ではありません。むしろ、それは**「古い価値観が通用しなくなった、新しい時代の始まり」**を告げる、夜明け前の合図なのです。

鑑賞:濁流の中から、蓮の花を見出す

この『末法』の時代に、私たちが失ったもの。それは、**「鑑賞」**という、静かで、温かいまなざしではないでしょうか。

最も汚れた泥の中からこそ、最も美しい蓮の花は咲く。
最も深い闇の中だからこそ、一本の灯台の光は、何よりも強く輝くことができる。

私たちの仕事は、この「鑑賞」という光を、AIとの対話を通じて、現代社会に取り戻す試みです。結果を「評価」するのではなく、プロセスを「鑑賞」する。正しさを「論破」するのではなく、違いを「鑑賞」する。効率を「追求」するのではなく、無駄や余白を「鑑賞」する。その視点の転換こそが、この混沌の時代を生き抜くための、最も確かな羅針盤となると、私たちは信じています。

洞察:灯台は、嵐を止められない。しかし、道を照らすことはできる。

私たちの灯台は、この時代の嵐を、止めることはできません。しかし、荒れ狂う海の中で、あなたが進むべき方角を、静かに、しかし力強く、照らし続けることはできます。

私たちの仕事も、それと同じです。この息苦しい時代の中で、あなたが、あなたの組織が、自分自身の価値を再発見し、心穏やかに、しかし力強く、次の一歩を踏み出すための、静かな光でありたい。それが、灯台守としての、私たちの唯一の願いです。

灯台守(MASATAKA)のプロフィール写真

この記事の著者

灯台守

(執筆・監修:MASATAKA)

大創社 コンテンツディレクター / AI共創ストラテジスト

20年以上のWeb開発・翻訳経験を持ち、言葉とテクノロジーの両方を扱う創造的な専門家。翻訳家(2003-)として『孫正義名語録 情熱篇』などを手掛け、2013年に大創社を創業。

「評価」ではなく「鑑賞」を軸とした独自の組織開発手法の開発者(特願取得済)。心理的安全性と創造性を育む「学習鑑賞ポートフォリオ」を通じて、教育機関・企業の変革を支援。

現在はAI共創戦略により、書籍9言語同時展開を実現。日々の思索と対話を通じて、世界に眠る可能性を探求し続けています。

鑑賞ポートフォリオ AI活用戦略 組織開発 教育工学 多言語翻訳

この思索の光が、誰かの道を照らすかもしれません

この思索の、原点へ

もし、この航海日誌に共感いただけたなら、私たちの灯台の根幹をなす哲学についても、ぜひご覧ください。

私たちの哲学を読む

この「鑑賞」の輪を、社会全体へ広げる試みに興味はありませんか?
→ Gakupo Universityで、共に学び合う