← 航海日誌一覧へ戻る

心に灯る物語

『ハイキュー‼』は、なぜ私たちの心を掴んで離さないのか

ボールが床に落ちるまで、試合は終わらない。『ハイキュー‼』は、バレーボールというスポーツを通して、そんなシンプルな真実と、そこに懸ける高校生たちの、眩いばかりの青春を描き出した物語です。しかし、本作がこれほどまでに多くの人の心を掴むのは、単に試合が「アツい」からだけではありません。

負けたくないことに、理由って要る?

コート上の、誰もが主人公である

本作の鑑賞の核心は、主人公コンビの活躍だけではありません。むしろ、コートに立つ全ての選手、さらにはベンチにいる控え選手やマネージャーに至るまで、一人ひとりが自らの物語を生きている、その群像劇としての深さにあります。天才的なセッター影山、驚異的な跳躍力を持つ日向。しかし、彼らだけではチームは成り立ちません。特別な武器を持たない選手が、必死にレシーブでボールを繋ぐ。その一本のパスに、スター選手の一撃と同じだけの価値とドラマが宿っていることを、本作は丁寧に描き出します。

私たちは、キャラクター一人ひとりが、自らの「才能」と「限界」にどう向き合い、チームの中で自分の役割を見出していくか、その葛藤と成長のプロセスを鑑賞します。その姿は、私たちに、チームであることの本当の意味を教えてくれるのです。

あなたの「青春」も、ここにある

この物語は、バレーボールのルールを知らなくても、誰もが楽しむことができます。なぜなら、そこに描かれているのは、私たちがかつて経験した、あるいは、今まさに経験している「青春」そのものだからです。成功と挫折、喜びと悔しさ、そして、かけがえのない仲間との絆。最高の熱量で描かれる彼らの物語は、あなたの心に、あの頃の熱い気持ちを、もう一度呼び覚ましてくれます。何かに夢中になることの輝きを、この物語は思い出させてくれるのです。

灯台守(MASATAKA)のプロフィール写真

この記事の著者

灯台守

(執筆・監修:MASATAKA)

大創社 コンテンツディレクター / AI共創ストラテジスト

20年以上のWeb開発・翻訳経験を持ち、言葉とテクノロジーの両方を扱う創造的な専門家。翻訳家(2003-)として『孫正義名語録 情熱篇』などを手掛け、2013年に大創社を創業。

「評価」ではなく「鑑賞」を軸とした独自の組織開発手法の開発者(特願取得済)。心理的安全性と創造性を育む「学習鑑賞ポートフォリオ」を通じて、教育機関・企業の変革を支援。

現在はAI共創戦略により、書籍9言語同時展開を実現。日々の思索と対話を通じて、世界に眠る可能性を探求し続けています。

鑑賞ポートフォリオ AI活用戦略 組織開発 教育工学 多言語翻訳

この思索の光が、誰かの道を照らすかもしれません

あなたの心に灯った、他の物語はありますか?

私たちの航海日誌では、これからも様々な物語に光を当てていきます。あなたの「好き」と、私たちの「鑑賞」が、どこかで交差することを願って。

他の心に灯る物語を読む

この「鑑賞」の輪を、社会全体へ広げる試みに興味はありませんか?
→ Gakupo Universityで、共に学び合う