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心に灯る物語

『憂国のモリアーティ』が描く、悪の側から見た正義

正義の反対は、本当に「悪」なのでしょうか。もし、法で裁けぬ悪を、より大きな「悪」で断罪する者がいたとしたら。本作『憂国のモリアーティ』は、かの有名なシャーロック・ホームズの宿敵、モリアーティ教授を主人公に据え、そんな倒錯した正義の物語を、スリリングに描き出します。

我々は、この国の悪を、悪で以て裁く。

「必要悪」という、禁断の思想を鑑賞する

私たちが本作で「鑑賞」したいのは、モリアーティが仕掛ける、完全犯罪の数々だけではありません。注目すべきは、彼をその道へと駆り立てた、腐敗した階級社会への深い絶望と、国を憂う、その純粋な想いです。彼のやり方は、決して許されるものではありません。しかし、その根底にある強い正義と覚悟には、私たちの倫理観を揺さぶる、不思議な説得力が宿っています。

あなたの「正義」は、何を裁きますか?

この物語は、私たちに「正義とは何か」という、単純ではない問いを投げかけます。法の下の正義か、それとも、結果としての正義か。宿敵シャーロック・ホームズとの息詰まる頭脳戦を通して、二つの異なる「正義」が激しくぶつかり合います。エンターテインメントとして楽しみながら、自らの正義感を試されるような、知的で刺激的な体験が、あなたを待っています。

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この記事の著者

灯台守

(執筆・監修:MASATAKA)

大創社 コンテンツディレクター / AI共創ストラテジスト

20年以上のWeb開発・翻訳経験を持ち、言葉とテクノロジーの両方を扱う創造的な専門家。翻訳家(2003-)として『孫正義名語録 情熱篇』などを手掛け、2013年に大創社を創業。

「評価」ではなく「鑑賞」を軸とした独自の組織開発手法の開発者(特願取得済)。心理的安全性と創造性を育む「学習鑑賞ポートフォリオ」を通じて、教育機関・企業の変革を支援。

現在はAI共創戦略により、書籍9言語同時展開を実現。日々の思索と対話を通じて、世界に眠る可能性を探求し続けています。

鑑賞ポートフォリオ AI活用戦略 組織開発 教育工学 多言語翻訳

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