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灯台守の書斎

なぜ評価は「鑑賞」であるべきか?
『学習鑑賞ポートフォリオの有用性』に込めた想い

「評価」という言葉を聞いて、何を思い浮かべるでしょうか。点数、順位、優劣……。私たちは、教育現場における「評価」が、いつの間にか子どもたちの間に競争を生み、互いを尊重し合う文化を損なう一因になっていないかと、長年問い続けてきました。本書は、その問いに対する私たちの一つの答えです。

これは、冷たい判断としての「評価」を、互いの価値を認め、感謝し合う温かい営み、すなわち「鑑賞」へと変えるための、具体的な挑戦の記録です。

学習鑑賞ポートフォリオの教育現場における有用性

『学習鑑賞ポートフォリオの教育現場における有用性』

評価が「認め合い」と「感謝」に変わる

中核概念「学習鑑賞(appreciate)」とは何か

本書の根幹をなすのが「学習鑑賞」という考え方です。これは英語の "appreciate"(価値を認める、感謝する)に由来します。単に成果物の出来栄えを判断するのではなく、そこに至るまでのプロセス、込められた工夫や努力、仲間との関わりの中で生まれた気づき。そのすべてを「価値あるもの」として認め、肯定し、感謝し合う営みです。

ポートフォリオは、この「学習鑑賞」を実現するためのキャンバスとなります。それは単なる作品ファイル置き場ではありません。子どもたちが自らの学びを味わい、仲間と互いの成長を喜び合うための、対話のツールなのです。

教室が、点数で評価される場から、互いのユニークな価値を「鑑賞」し合う場へ。その変化こそが、子どもたちの自己肯定感と、温かい人間関係の土台を育むと、私たちは信じています。

ポートフォリオを「関係作りのツール」として使う

「ポートフォリオを導入したが、結局活用しきれていない」。そんな声もよく耳にします。本書は、そうした現場の悩みに応えるため、具体的なノウハウと実践事例を豊富に盛り込みました。

例えば、子どもたちが主体的に自分の学びを振り返り、記録するための具体的な方法。あるいは、仲間と建設的なフィードバックを送り合うための、声かけのヒント。本書を読めば、ポートフォリオが単なる作品集から、クラスの絆を深めるための強力なツールに変わるはずです。

この本は、小難しい理論書ではありません。子どもたちの間に温かい関係を育みたいと願う、すべての先生方への、実践的なガイドブックです。この一冊が、あなたのクラスを、子どもたちの笑顔と成長を後押しする、温かい場所に変える一助となることを心から願っています。

灯台守(MASATAKA)のプロフィール写真

この記事の著者

灯台守

(執筆・監修:MASATAKA)

大創社 コンテンツディレクター / AI共創ストラテジスト

20年以上のWeb開発・翻訳経験を持ち、言葉とテクノロジーの両方を扱う創造的な専門家。翻訳家(2003-)として『孫正義名語録 情熱篇』などを手掛け、2013年に大創社を創業。

「評価」ではなく「鑑賞」を軸とした独自の組織開発手法の開発者(特願取得済)。心理的安全性と創造性を育む「学習鑑賞ポートフォリオ」を通じて、教育機関・企業の変革を支援。

現在はAI共創戦略により、書籍9言語同時展開を実現。日々の思索と対話を通じて、世界に眠る可能性を探求し続けています。

鑑賞ポートフォリオ AI活用戦略 組織開発 教育工学 多言語翻訳

この「学習鑑賞」を、あなたの教室で実践しませんか?

書籍で語られている哲学を、あなたのクラスで具体的にどう活かせるか。ぜひ一度、書籍を手に取っていただき、その可能性を探求してみてください。

書籍『学習鑑賞ポートフォリオの有用性』を詳しく見る

コメントを分析して評価文を生成するアプリもご活用ください。
→ 学習鑑賞ポートフォリオアプリ