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HMST Special Column

アートのように家事を「鑑賞」する技術 - 現代家事能力検定協会

HMST協会 編集部

家事を「出来ているか、出来ていないか」という「結果」だけで評価していませんか?多くの人が陥りがちなこの視点が、家庭内のストレスの大きな原因かもしれません。私たちHMST協会が提唱するのは、「ありがとう」のその先へ進む「鑑賞」の技術です。

鑑賞の3ステップ:見えない価値を発見する

美術館で作品を鑑賞するように、家事という営みを観察してみましょう。そこには、家族を想う温かい意図や、日々の小さな工夫が隠されているはずです。

実践ステップ

  1. 観察する(Observation):
    まずは結果だけでなく、プロセスや変化に目を向けます。「いつもと違う洗剤の香りがする」「タオルがいつもよりふわふわしている」といった、感覚的な発見を大切にします。
  2. 解釈する(Interpretation):
    観察した事実から、相手の意図を想像します。「なぜ香りを変えたんだろう?」「もしかして、僕が最近疲れているから、リラックスできるようにしてくれたのかな?」
  3. 伝える(Appreciation):
    想像した相手の想いに対して、敬意を込めて言葉にします。「この新しい香り、すごく落ち着くね。選んでくれてありがとう。」

単なる「ありがとう」は感謝ですが、「〜してくれて、こう感じたよ」と伝えることは「鑑賞」です。この小さな違いが、相手に「自分の努力が見てもらえている」「意図が伝わっている」という深い喜びをもたらします。「鑑賞」の視点を持つことで、退屈なルーチンワークに見える家事が、創造的で愛情に満ちた表現活動へと変わっていくのです。

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この記事の著者

灯台守MASATAKA

大創社 コンテンツディレクター / AI共創ストラテジスト

20年以上のWeb開発・翻訳経験を持ち、言葉とテクノロジーの両方を扱う創造的な専門家。翻訳家(2003-)として『孫正義名語録 情熱篇』などを手掛け、2013年に大創社を創業。

「評価」ではなく「鑑賞」を軸とした独自の組織開発手法の開発者(特願取得済)。心理的安全性と創造性を育む「学習鑑賞ポートフォリオ」を通じて、教育機関・企業の変革を支援。

現在はAI共創戦略により、書籍9言語同時展開を実現。日々の思索と対話を通じて、世界に眠る可能性を探求し続けています。

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