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HMST Special Column

家事は雑用じゃない。「生きるための技術」という真実

HMST協会 編集部

「勉強しなさい」「いい学校に行きなさい」。そう言われて育つ中で、家事を「雑用」や「勉強の妨げ」として捉えてしまっていませんか?特に、家族のケアを担うヤングケアラーの方々にとって、その時間は「失われた青春」のように感じられるかもしれません。しかし、HMST協会は断言します。あなたが磨いてきたその技術は、何よりも尊い「生きるための技術」であり、社会で最も必要とされる「沈黙の労働」なのです。

家事の本質は「高度なケア」

家事とは、単なるルーチンワークではありません。病気の家族のために消化の良い食事を作ることは「医療的ケア」であり、栄養管理です。幼い兄弟が怪我をしないよう部屋を整えることは「安全管理」であり、リスクマネジメントです。限られた予算でやり繰りすることは「財務管理」です。

これらはすべて、生命を守り、育み、生活を維持するための高度な専門技術です。あなたが日々行ってきたことは、決して「誰にでもできること」ではありません。愛と責任感に基づいた、プロフェッショナルな仕事なのです。

経験を「資源」へと変える視点

ケアの経験は、時に重荷となり、辛い記憶を伴うかもしれません。しかし、「鑑賞」という新しい眼鏡をかけて、その日々を見つめ直してみてください。

突発的な事態に対応する危機管理能力、複数のタスクを同時にこなすマルチタスク能力、言葉にならない相手の要望を汲み取る共感力。これらは、机上の学習だけでは決して得られない、実践の中で培われたあなたの強力な「資源」です。HMST検定は、そうした「見えないスキル」を可視化し、社会的な「資格」として証明します。あなたの経験は、未来を切り拓く力になるのです。

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この記事の著者

灯台守MASATAKA

大創社 コンテンツディレクター / AI共創ストラテジスト

20年以上のWeb開発・翻訳経験を持ち、言葉とテクノロジーの両方を扱う創造的な専門家。翻訳家(2003-)として『孫正義名語録 情熱篇』などを手掛け、2013年に大創社を創業。

「評価」ではなく「鑑賞」を軸とした独自の組織開発手法の開発者(特願取得済)。心理的安全性と創造性を育む「学習鑑賞ポートフォリオ」を通じて、教育機関・企業の変革を支援。

現在はAI共創戦略により、書籍9言語同時展開を実現。日々の思索と対話を通じて、世界に眠る可能性を探求し続けています。

鑑賞ポートフォリオ AI活用戦略 組織開発 教育工学 多言語翻訳