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灯台守の書斎

見過ごされた「保育」の価値とは? PSGにおける保育士・保健師の「ケア的要素」に関する研究

親たちが支援を受けるペアレント・サポート・グループ(PSG)。その傍らで、子どもたちは保育士や保健師と、どのような時間を過ごしているのでしょうか。本書は、これまで光が当てられてこなかった、その「保育場面」にこそ、子どもの発達を支える重要な「ケア」が存在することを発見した、私たちの研究報告です。

この研究は、「当たり前」と見過ごされがちな専門職の関わりを、質的研究の手法を用いて丁寧に言語化し、その専門的価値を明らかにすることを目的としています。これは、保育や保健の現場で働く方々への、静かなエールでもあります。

PSG(ペアレントサポートグループ)開催時の保育場面における保育士・保健師によるケア的要素

『PSG(ペアレントサポートグループ)開催時の保育場面における保育士・保健師によるケア的要素』

子育て支援の現場における、見過ごされたケアの価値を解明する

「当たり前の実践」を、学術の光で照らす

本書の核となるのは、実際の保健センターで行われたPSGの保育場面を、記述的に分析した質的研究です。専門職が子どもと交わす何気ないやり取りの中に、どのような「ケア的要素」が含まれているのかを具体的に抽出し、分類・構造化しました。

専門職による「ケア」は、特別な場面だけで行われるのではありません。日常的な、当たり前の関わりの中にこそ、その本質は宿っています。

すべての子育て支援専門職へ

本書を通じて、子育て支援に関わる専門職の方々は、自らの実践の価値を再認識し、多職種チームの中で自らの役割を明確にするための視点を得ることができます。また、研究者や学生にとっては、子どもの「グレイゾーン」へのケアを考える上での、貴重な資料となるでしょう。

この本が、現場で奮闘する方々の専門性に光を当て、その価値が正当に評価される社会への一歩となることを願っています。

灯台守(MASATAKA)のプロフィール写真

この記事の著者

灯台守

(執筆・監修:MASATAKA)

大創社 コンテンツディレクター / AI共創ストラテジスト

20年以上のWeb開発・翻訳経験を持ち、言葉とテクノロジーの両方を扱う創造的な専門家。翻訳家(2003-)として『孫正義名語録 情熱篇』などを手掛け、2013年に大創社を創業。

「評価」ではなく「鑑賞」を軸とした独自の組織開発手法の開発者(特願取得済)。心理的安全性と創造性を育む「学習鑑賞ポートフォリオ」を通じて、教育機関・企業の変革を支援。

現在はAI共創戦略により、書籍9言語同時展開を実現。日々の思索と対話を通じて、世界に眠る可能性を探求し続けています。

鑑賞ポートフォリオ AI活用戦略 組織開発 教育工学 多言語翻訳

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